「老眼鏡」ってワタシは作ったほうがイイの??

こんにちは!

寒がりの汗かき・・・メガネの紫光店長の藤田です。

寒暖差にめっぽう弱いタイプです・・。

さてさて、先日顔見知りだったけど初めてメガネを作りに来てくれたお客様のお話です。

60歳後半のお客様で先日、通院している眼科さんに行くと「老眼鏡を作ったらどうですか?」と提案されたので当店に来てくれました。

お客様は近視の目で視力は0.1以下で通常なら外出して道路を歩くのも怖いくらい見えていないのに長い間、メガネを掛けずに日常生活をおくっていました。

遠くの景色やコンサートなど本当に必要な時だけメガネを掛けていたそうです。

そんなお客様は2.3年前からメガネを掛けだしたそうです。

そうすると遠くはよく見えるけど、手元の細かい文字が見えないことに気付きます。

これがまさしく『老眼』というヤツです。

個人差はありますが近視の目の方々は50歳前後からこの仕草が始まります。

そんなお話を一通りしながら視力測定を始めました。

眼科さんから勧められた「老眼鏡」を作ると「遠くを見るためのメガネ」と「老眼鏡」を使い分けながら日常生活をおくらなければならない。

お客様は現在、お仕事はしていないけど自宅の家事全般をしているし、親の介護のために1週間のうちに数回電車に乗って実家まで通う生活をしている。

遠くも見るし、料理をしたり、手元の細かい文字を見たり近くも頻繁に見ます。

そこでお客様には『遠近両用メガネ』を提案しました。

テストレンズで『遠近両用メガネ』を試していただくと「すごい!遠くも近くもよく見えるやん!コレにして!」ってすぐに決断されました。

結果、「老眼鏡」を作ることはせずに「遠近両用メガネ」を作ることになりました。

「こんなレンズの話は眼科さんではしてくれなかったわ~」とのことでした。

現在、メガネレンズはレンズメーカーさんの企業努力でどんどん進化しています。

20年前の『遠近両用レンズ』とは格段に違う〝掛けやすい〟レンズになっています。

もちろん、レンズのグレードによってもその掛けやすさは違います。

と言っても「どんなお客様にも遠近両用メガネは合うのか!?」というとそうでもないのが悩ましいところですね。

なのでじっくりお話しできる眼鏡屋さんというのは『老眼世代』には特にとても大事だと思います。

『遠近両用レンズ』にはグレードもそうですが、様々な用途に合わせたレンズも発売されています。

お客様がどんな日常生活をおくっているのか!?どんな悩み事あるのか!?

じっくりお話を聞きながら視力を測定して、お客様と一緒にレンズ選びをしていくよう常に心掛けています。

当店は「藤田宏紀」しか居ない眼鏡屋です。

大阪府池田市にある小さな個人で営む眼鏡屋にたどり着いてくれた「お客様の大切な眼鏡は一生懸命創ります」というのを肝に銘じています。

恥ずかしながら、この写真と言葉を店内にデカデカと貼って初心を忘れないようしております(≧▽≦)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事